『便秘』治療には医師の診断の上、処方薬を活用しましょう!昔と違い、今は副作用の少ない治療薬があります!

便秘に悩む方は非常に多く、便秘薬はカラダに良くないと信じ込んでしまい、サプリメントや市販薬で対処している方が多くいます。しかし、今は昔と違い、便秘薬が大いに改善されています。薬の認識を改め、便秘を解消していきましょう。

自己流の対処は絶対にNG

サプリメントや市販薬など、自己流の手当てを続けていると、便秘を悪化させてしまい、次のような問題を引き起こしてしまいます。

腸が変形/肛門が傷つき/機能低下

大腸に便が大量にたまった状態が続くと、ゴムのように伸び切ってしまい、収縮しなくなり、便を押し出すことができなります。

また、指で便をかき出す「摘便」が習慣化している患者さんが女性に多く見られます。

肛門が傷つくと、便かオナラかの区別ができなくなったり、便意がなくなったりします。さらに悪化すると、お尻の穴の筋肉が緩まなくなり、大変なことになります。

重篤な病気を見過ごす

便秘の人はそうでない人と比べて、寿命が短いことが調査でわかっています。

理由として、便秘が先行して現れる大腸ガン、認知症やパーキンソン病などの重い病気が見過ごされていることも考えられます。

日本は便秘への認識が甘かった

便秘はあなどっていけないのですが、医療の側もその認識が欠けていました。

便秘の人は排便の回数が少ないことよりも、排便が困難な症状で悩んでいます。しかし、病院では「便が出ればそれでいい」とセンナを使った刺激性下剤や、便を軟らかくする酸化マグネシウムを使った浸透圧性下剤が処方されてきました。

センナは紀元前から下剤として使用され、酸化マグネシウムは江戸時代にドイツ人医師シーボルトが持ち込みました。つまり、日本の便秘治療は江戸時代から進捗しておりませんでした。

新薬の登場で治療はきめ細やかに

こうした状況が2012年に変化し、科学的な根拠のある新薬「ルビプロストン」が登場しました。この新薬の最大の特徴は、センナや酸化マグネシウムのような副作用のリスクが低いことです。

2017年には「リナクロチド」や「ナルデメジン」が治療薬に加わり、さらに2018年には、消化管運動を促す「エロビキシバット」、アメリカで長く使われてきた「ポリエチレングリコール」も加わりました。

この数年で、複数の便秘治療薬が認可を受けたのです。

新薬には科学的根拠がある

新薬には科学的な根拠があり、服用して何時間後に効果が出てくるのかがわかっています。また、生活スタイルに合わせて、飲むタイミングや量を変えられるという利点があります。

新薬だけでなく、おなかの膨満感などに効果を発揮する漢方薬も取り入れることで、きめ細やかな治療ができるようになっています。

便秘治療は、薬を使って早期に治すこと

便の回数だけにこだわらず、強く力まなければ便が出ない、残便感があって気持ちよくない、おなかが張って苦しいなどの症状があれば、まずは内科で受診するようにしましょう。